よくできたドラマだわグランメゾン東京!
いやー、第7話もよかったわー。
ミッチー必死でがんばってたわー。
家族完全崩壊じゃなくて、最後の「待ってる」って言葉に救われた。
でもこれで、ミッチー演じる相沢さんが、お子さんからある意味解放されたことで、本格参戦!
グランメゾン東京はさらに大きな存在になっていきそう。
第一話のちょっと無理くりなフランス的演出に若干辟易としてしまって、「またカッコつけだけのキムタクドラマかよ」って思ったけど、我慢して見続けてよかったわ。
木村氏の演技は、あいかわらず鼻についてはしまうのですが、周りの演者の皆さんの努力でかなり中和されて、逆にいい味だしてきてるんじゃないかと思うほどです。
あの独特の気難しい感じと突っぱねた感。尖ってる風演出。
ちょっと変わってますから俺的な。理解できない奴はついてくんな的な。
あの感じは、きっと一生ついて回るのでしょうね。でもそれが味なのかもしれません。
でも、この強烈な木村氏の味をほんとうにまろ~やかにしてくれてるのが、なんといっても京香さん。
マジでジーザス京香。
あなたは素晴らしい。
やわらかな笑顔とその神がかったお声で、ふわっと空気を変えてくれる。
あの木村氏ですら包み込んでしまう慈愛に満ちたまるで、そう菩薩。
京香さんの存在は本当に大きくて、このドラマが成立している最重要キーパーソンって感じ。
もちろん京野さん役の沢村さん、ミッチー、敵役の尾上さんあたりもすんごい個性光ってて、なくてはならない存在感はなってるけどね。
なんつーか無駄なものが何一つなく、料理と同じで完成されたフルコースを毎回いただいているかのような満足感が1話ごとにあるんだよね。
ひさしぶりだよ、リアルタイムでドラマ見るなんて。
日曜日楽しみだもん。
すんごくベタで、お決まり展開ってのは重々承知の上だけどさ、水戸黄門理論じゃないけど、人間って結局そういうものが好きなんだと思う。
本当に実力のある人たちが、不遇な時期を過ごしつつ、降りかかるどんな困難にも打ち勝って、必死で努力をして、夢をあきらめない。
こうやって明文化してしまうと青臭くってしょうがないんだけどさ。
演出とセリフ回しが本当に最高にできてるんだろうね。
感情移入がめっちゃしやすくて、まんまとドラマの世界にひきこまれていってしまってるんだよね。
3つ星取れるか取れないか・・・ドラマの中では重要なことなんだけど、なんかその結果ってどうでもよくて、その過程をずっとずっと眺めていたいなって思う。
このままラストまで、楽しみにしながら、この世界観を堪能させていただこうと思う