双極性障害の裏に隠れてた病気
自分が双極性障害だと判明したと同時に、もう一つの病気も判明しました。
それは、「甲状腺機能低下症」です。
ひどい鬱病に陥ったのは、人生で2回。
20代後半と30代後半の2度その大きな波はやってきました。
最初の診断は、自律神経失調症。そのあと鬱病になって、2度繰り返しているところから反復性鬱病となってました。
ずっと抗鬱剤を飲み続けたものの一向に治る気配がなかったので、双極性障害が疑われて、リチウムを飲むことになったのです。
んで、このリチウムというのが血中濃度が高すぎるとリチウム中毒になるということで、血液検査必須なんですね。
そして、リチウムの影響で、甲状腺のホルモン状況にも影響が出る人が、なかにはいるそうなので甲状腺ホルモンの状態もチェックが必要になったわけです。
そこで見事に甲状腺でひっかかりまして。
甲状腺ホルモンが少なくなっていることが判明したのです。
しかし、これが本当にリチウムの影響なのか、もともと甲状腺に異常があったのかどっちなのかすぐには判断つきませんでした。
それでリチウムを3か月以上やめて血液検査をし続けたんです。
しかし、一向に甲状腺ホルモンの数値は良くならず・・・・。
結果、リチウムは関係なく、もともと甲状腺ホルモンが少し人より少ない体質ということが判明したのです。
甲状腺ホルモンってのは、人の「元気」や「やる気」、「パワー」を生み出す非常に大事なホルモンです。
それが人より少ないため、明らかに人より疲れやすく、すぐエネルギー切れになってたんだなと人生の謎が一つ解けました。
甲状腺機能が低下すると、抑うつ状態に似た状態になるともいわれています。
双極性障害の診断を受けてますが、自分はこの甲状腺ホルモンの状態が気分の状態を決めているんではなかろうかと密かに思っています。
今はチラージンという甲状腺ホルモンを直接飲むことで摂取しているので、昔に比べたらだいぶマシになったような気がします。
気分の状態もひどい抑うつからは少し解放された気がします。
双極性障害の方も鬱病の方も甲状腺の状態を調べるってのは、もしかしたらとても大事なのかもしれません。
その鬱状態は、もしかしたら甲状腺から来ている可能性もありますから。
気分の変調は、双極性障害が原因なのか甲状腺機能低下症が原因なのかどっちつかずの状態で、自分は非常に医師に説明しづらい状況ではあるのですが・・・。
まあ、こればかりは正直誰にもわからないですな。
どっちも治らない病気で、一生つきあっていかなくてはいけません。
でもずっと原因がわからず、症状に振り回されて、なんで自分だけこんな状態なんだろうって39年間思い悩んでいたことに、ある意味ピリオドが打てたのはよかったと思ってます。
甲状腺機能低下症については、チラージンを飲むことでホルモン調整すればいいし、双極性障害は、リチウムを飲んで気分を安定させることに努めればいい。
対処方法が今はわかってスッキリはしてます。ただ、ちょっと病気を受け入れるのに時間がかかってますが・・・。
腹くくるしかないですよね。いつまでも病気を拒否したままじゃ前には進めない。
ずっと思考停止したまま、毎日をふわふわ漂ってるばかりじゃダメなんだろうなと思います。
別に言いふらすもんでもないですが、こういう場所で吐露できるのはありがたいものです。やり場のない思いもネットの仮想空間ならば吐き出せるというもの。
絶望ばかりしていないで、もうそろそろ歩き出さないといかんですね!