ズタボロ日記迷走中

40代女性の迷走奮闘日記 人生は続くよ残酷なまでに

自分を大事にしすぎるのも考え物かな

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今日はちょっと思い出話。

 

高校時代、本当に心から好きになった人がいました。

 

一目ぼれでした。

 

今も変わりませんが、当時の私はとても傷つきやすく、ちょっとしたことでも一喜一憂して、感情がぶれまくるもんで、なんのアクションも起こせませんでした。

 

ただただずっと眺めてるだけ。

 

1年もの間名前もわからず。ただ後ろ姿ばかりを目で追っておりました。

 

名前と顔が一致したとき、本当に驚きました。

 

彼は、成績トップで入学した人で、めちゃめちゃ頭のいい人で。

私が30点しか取れない数学のテストを100点取るような人で。

 

サッカー部のキーパーでキャプテンという絵に描いたようなモテる要素満載の典型的男子でしたね。

 

私はというと帰宅部で勉強ばっかりしてるメガネっ子。

 

あっちは理系で、私は文系。3年間一度もクラス一緒になることはかないませんでした。

 

あの人の近くを歩くだけで、呼吸が止まるような緊張感。

彼が他の女子と話しているのを見ただけで、ショックで熱が出て次の日学校を休むくらいののめりこみ様でした。

 

結局、一度も話すこともないまま卒業を迎えてしまい、この恋は終わりました。

 

でも、本当に心から恋をしていた相手だったんだなとつくづく思います。

 

何度か話しかけるチャンスはあったと思うのですが、全て自分から拒否ってしまい。

 

ちょっとしたことでもショックを受けて、自分が崩壊してしまうほど脆くなっているのに、この恋を前進することは私にとってはある意味嬉しい反面「死」を連想させるほどの重大さを秘めていたんですよね。

 

双極性障害という病気を持っていることは、当時は全くわかっていなかったため、感情のジェットコースターには体が耐えられないと無意識に恋愛を拒否してたのかもしれません。

 

もう20年以上の月日が流れているのですが、今もやはり彼が運命の人だったんだろうかと思ってしまいます。

 

高校を卒業して以来、一度も会うことはなかったので、すぐにきっと自分は忘れるものだろうと思っていたんですが、20代30代とずっと彼のことが忘れられず。

 

心の中にずっといるんですよね。

誰も彼を超えられない。

 

男性にお誘いをいただいてもどうしても受けることができずにこの年まできてしまいました。

 

でもここ最近ようやく彼の呪縛が緩んできたように思います。

 

長い年月を経て、やっと、傷ついても感情にふりまわされて辛くても一歩踏み出そうという気になってきています。

 

これ以上自分を大事にしても何も前に進めない。

傷つくことを恐れすぎるな。

傷ついてもまた立ち直ればいい。

 

なんかそう思えるようになってきたんですよね。

 

だから、もし冒険できるようなチャンスがあれば今度こそ勇気を出して一歩前に踏み込んでみたい。

 

こんな年になってしまったけど。今さら遅いかもしれないけど。

それでも機会があるなら、初めてがんばってみたい。

 

今までずっと逃げ続けてきたから、もう逃げずに。

 

彼のことが忘れられないというのは、たぶん言い訳にすぎないことは自分が一番わかってる。

 

もう自分を大事にしすぎるのはやめよう。

 

見る前に飛べ

 

それぐらいの気概をもって、たくさんの人と出会っていきたい。