「麒麟がくる」のオープニングがすこぶるカッコいい
[麒麟がくる] オープニング映像 | タイトルバック | 音楽 ジョン・グラム | NHK
最初聞いたときから、もう心鷲掴みにされてしまって。
「これぞ大河!!!!
待ってました!!」って感じの重厚感。
チープさのかけらもなくて、戦国の世の悲壮感と壮絶さがにじみ出てる映像美。
音楽は本当に映画のようで、今からどんな大作が始まるんだよってなくらい胸に訴えてくるものがあるんだな。
押し殺した悲しみとか苦悩とかが迫ってくるし、戦乱の世を生き抜いていく覚悟や悲壮感が感じられて本当に素晴らしい。
燃え盛るバックを背に馬が駆け抜けて、戦っている人たちのシルエットは、本能寺の変を思い浮かべてしまう。
これから1年このラストに向けて、駆け抜けていくんだな~って感じがして、大河とともにこの1年を過ごしていくことをあらためて再認識させられるというか。
そして、オープニングのフォント!!!
めちゃめちゃ無骨で渋い明朝体。
全然スタイリッシュじゃなくて、妙な古臭さと実直さみたいなものがある。
でもすごい存在感。
オープニング見てるだけでワクワクしてくるのは本当に久しぶり。
やっぱ大河はこれだよな~ってテレビを前にしてうなずきまくり。
映像もかなり暗めで基本スロー。
明智光秀は決してきらびやかな武将じゃないし。
光秀の表情がはっきりオープニングで映るのは、2回だけ。
どちらも悲しみと苦悩を背負いながら、前を向いて必死で戦い抜こうという意思がにじみでてて、覚悟を決めた表情。
ほんとうに胸にせまってくるものがあるね。
日本人ってなんでこうも戦国時代が好きなんだろうか。
命をかけたやりとりに対する美徳みたいなものが日本人のDNAには刻み込まれてるのかもしらんね。
今の日本では考えられないもんな。
それにしても本当に心が打ち震えるような素晴らしいオープニングです。
NHKの実力をひさしぶりに見直しました。
過去どの大河のオープニングより素晴らしいと思います。
日本人が待ち望んでいた典型的大河をこの目でしかと見てまいりたいと思います。