【書評】読みたいことを書けばいい
昔から書くことは好きで、文章を紡ぐのになんの苦もないのですが、このブログを始めるにあたって、あらためて文章やその内容についてちゃんと考えたほうがいいのかなと思い始めました。
そこで、ずっと前から気になってた本である
「読みたいことを、書けばいい。」
を購入して読んでみることに。
いやーーー不真面目を装った真面目な本でした。
1時間もかからずあっという間に読めてしまったのですが、かなりふざけた文面で、なんだよこれってなる部分もあるのですが、それが作者の思惑なんでしょう。
そこにイライラすることなく、さらっと読み飛ばして大事なエッセンスだけいただいちゃえば実に良い本でした。
正直、この本で伝えたいことは、たったの4行。
事象に出会ったとき、
そのことについてしっかり調べて、
愛と敬意の心象を抱けたならば、
過程も含めて、自分に向けて書けばいい。
何か出来事に出会って、ちょっと心動いたらまずは調べろと。
そして、あ、好きかもとかいいかもって思ったら、そう思った過程も調べる過程も全部自分が面白いと思えるように自分のために書けと。
誰かのために書かなくていいんだって言ってくれたことがすごくありがたかったですよね。
SNS全盛の今の時代、誰かにいいねしてもらって承認されないと、無価値の烙印押された感じになるわけで。
どうしても誰かのために書こうとしてしまう。
だから自分の興味のないことでも、世間が興味あることなら、興味のあるふりをして書いたり、思ってもいないことを書いたり。
結局嘘ばかりの文章になってしまうこともあります。
自分が読みたい、おもしろい、好きだ、楽しい!って思えて、自分のために好きなように書く自由がどんどん無くなっていると感じてた今だからこそ、それでいいんだよって背中押してくれるようでちょっとホッとしました。
自分のブログは、自分の感情を垂れ流しただけでしょうもないブログですが、正直自分はとっても楽しく書いてます。
文章を書くことで、心が整っていくのです。
自分のためにこのブログは書いているのですが、それが正解だったんだなと知れてよかったです。
かなりおふざけ感満載の文面なので、ハードルがすごく低く設定されてて、当たり前のことをしごく当たり前に書いた本だなって印象を受けました。
半分くらいはどうでもいいことが書いてありましたが、まあそれはご愛敬。
だいたいのこういう本ってそういうもんですもんね。
言いたいことや伝えたいことは、なぜか不思議と伝わってくる本で、迷ったら何度も立ち返りたくなるような文章でした。
①ちゃんと調べるということ
②今まで書かれてないことを書くということ
➂自分が読みたいと思うこと
④出会った事象に愛を感じること
⑤自分のために書くこと
このことを忘れずに、これからも文章を綴っていきたいと思います。