躁状態に入ろうとしているような気がする
何かをなしとげる決心をしたときは、とんでもないパワーと集中力を発揮して、短期間で目標を達成してきた。
これが自分の特殊能力で実力だと信じて生きてきたわけだけど、実はこれは双極性障害の躁状態がなせる業だったことが39才にして判明した。
人生でこれに何度も救われてきたのは確かだ。
通常モードではとてもやりきれないことでも、この超人モードになれば無敵状態でなんでもこなせてしまう。
疲れもストレスも一切感じず、無尽蔵のエネルギーが湧き出てくるような感覚。
恐れも不安も一切なくなり、多幸感にあふれ、やるきと気力に満ちた日々。
頭の回転も速くなり、行動力もすさまじく。
正直、いうことなしのミラクル状態。
でもそのあとには、必ずといっていいほどのとんでもない鬱状態がやってくる。
なんでこんなことになるんだろうってずっと思ってた。
なぜこの無敵超人モードが続かないのか。
この突然やってきては、突然いなくなる無敵超人モード。
まさか躁だったとはね・・・。思いもしなかったね。
どんだけショックだったか。
自分の実力だと信じてたのに、病気の症状だったとはね。
診断がくだってからは、リチウムを飲んで躁鬱の波をおさえるようにしてる。
でも、ここ最近。
どうも躁の入り口に立っているような気がしてならない。
かなりストレスのかかる過酷な状況に長期間身を置いているとき、心が折れたら鬱になり、ふんばってがんばろうとした瞬間、自分は躁のスイッチが入ってしまう。
今-20kgのダイエットという高い目標を掲げて、一心不乱に猪突猛進な感じで、突き進んでいる。
基本、一点突破の短期決戦型なので、全意識を集中して、フルパワーで目標に向かわないと叶わないと思っているので、全てをかなぐり捨てて、達成に向かってつっぱしってしまうのだ。
本当はかなりストレスを感じているのだろうけど、今はなぜかそれがとても心地よくなってきている。
異様なやる気とモチベーション。
疲れているはずなのに、動く体。
とりあえず睡眠薬の効果がある薬を飲んでいるので、なんとか眠れているのが救いだ。
でもかなり朝早くから目がさめている。
これも躁状態の兆候をあらわす悪い兆候である。
睡眠時間が短くなっても、動き回りはじめたら終わりだ。
とんでもない早朝から走り回り始めないように気を付けないといけない。
昔は、自分が双極性障害だという認識がなかったので、躁状態になっても気付くことができなかったけど、今はもしかして?と疑うことができるようになった。
躁状態自体は悪くないけど、躁が来たら必ずひどい鬱がくる。
それがやっかいなのだ。
どうやったら躁状態を止められるのか正直わかってないのだけど、あまりに行動的にならないように気を付けようと思う。
ようはがんばりすぎないこと。
がんばることに酔いしれ始めると危険だ。
自己陶酔と自画自賛に満たされたらまずい。
冷静に自分を観察しなければならない。
まだ躁の入り口だから、きっと間に合う。
押さえられるんじゃなかろうか・・・・。
自分が本当によくわからない。
自分をコントロールできないって本当に辛い。