組織的仕事は無視して自分の仕事しかしない人が多すぎる
私は、3つほど会社を転々としているのですが、共通してずっと思ってたことがあります。
それは、
「みんな自分のことしか考えてない。言われたことしかやらない。」
です。
組織に所属していれば、部署全体の能力の底上げや業務の効率化、横の部署との連携とか本来なら考えなければいけないことが山積みのはずなんですが・・・。
なぜか全員それを無視して、自分の仕事しかやらないんですよね。
結局、これ以上自分の仕事が増えるのが嫌。
給料分の仕事しかしない。
組織のために自分が犠牲になるとかアホみたい。
といったような考えだからなんだろうと思います。
自分の仕事の枠を超えて、組織的問題に対して全体的な視点に立って、打開策を打ち出すことが、結局みんなが楽になるのにってずっと思ってました。
なぜ、それを誰もやらないのか。
そういうのは、マネージャークラスの人間が指示してやればいいと。
それだけの給料もらっているからと言う人もいました。
でも、現場のことを一番よくわかっているのは、現場で働いている末端の人間だし、どう改善すれば全体的によくなるのかわかっているのも現場の人間だと思うのです。
上の人間は、よくわかってないのでいつもとんちんかんなことをしでかします。
なので、いつも自分は必死で改善策やら解決策やら立案して、必死で現場の状況を少しでもよくしようと駆けずり回っていました。
でも、他の人は素知らぬ顔で、自分の言われた仕事だけちゃちゃっと済ませて、他にどんなに苦しんでいる人がいても助けもせずにどっか行ってしまいます。
そんな人のフォローは、いつも自分がやっていて。
人の3倍くらい働いていたような気がします。
でも、自分も超人じゃないのでいつかガタが来るわけです。
120%の力を発揮して、現場の業務改善をやりながら、誰もやりたくないことを率先してやって、現場をまとめあげていくのは本当に大変でした。
でも、これもひとえに組織と自分のみんなのためだと信じてがんばったわけです。
でも、それも長く続くわけではなく。
ストレスが信じられないくらいたまってしまって、自分が壊れるという事態になるわけです。
なので、今思うとあの「自分のことしか考えない」戦法の覇気のない同僚たちこそ、長く仕事を続けていくのに最も適した仕事のスタイルなんではなかろうかと。
彼らは、あえて組織的業務は無視して、「自分に課せられた仕事」にのみ集中していたのではないか。
それこそが、大人の対応だったのか。
それこそが、会社という組織の中で長く生き残っていく戦術だったのかもしれない。
正直、自分には耐えがたいスタイルです。
誰か苦しもうと現場がグダグダだろうと我関せずなんて。
淡々と自分の仕事だけこなして、さっさと帰るスタイル。
んーーー、どっちが正しいかなんて正解は出ないな。
どんなに会社で長生きできるスタイルとはいえ、自分はやっぱりそういうスタイルで組織にいたくない。
変えられるものは変えたいし。
良くなる余地があるなら良くしていきたい。
考えて、悩んで、説得して、交渉して。
やっぱり組織的に変わっていくってことが、大事だと思う。
もう少し自分に能力と気力と体力があればな・・・。
もっともっと組織を全体的に動かせたのに。
こういう組織的に考えられる人がいないと組織はいつか絶対死んでしまうと思うんだな。
自分のことしか考えない人の集まりって、それはもう組織じゃなくて個人だもん。
会社というスタイルを取るのなら、組織的な視点をもって、組織的に動くってことができるようにならないといけないと自分は思う。
ま、会社を辞めてしまった自分が言うには説得力に欠けるけどねw
再就職してもやっぱり自分は末永く会社で安住するスタイルで働くことは、性格上できないんだろうな・・・。
今度こそ自分のペースに合わせて、能力にあわせて、組織的に動けたらいいなと思っている。